山陰では当たり前の春の定番食材「板ワカメ」。全国的には非常に知名度が低いものです。
かつては、鳥取県の献上品として昭和天皇もお気に召した品でもあり、山陰の食卓には広く浸透しています。
しかし、徐々に消費量も下がり、作り手も減っている現状があります。鳥取県岩美町網代(いわみちょうあじろ)では、約50〜60軒程あった板ワカメの作り手は、今はわずか1軒となりました。
「板ワカメ」とは、天日干しした天然ワカメで、とてもシンプルな食材ですが、少しあぶって、あたたかいご飯と食べると程よい塩気と香りが立ち、とっても美味しいんです!
「板ワカメ」を通じ、地元を盛り上げたいと有志が集まり、ワカメ部を発足しました。地元の漁師や住民の方々とタッグを組み、2019年4月に「ワカメフェス」というイベントを開催しました。